妊娠中毒症が発症しやすいのは、妊娠後期の妊娠36週以降です。
妊娠中毒症になる人のほとんどが妊娠後期に発症します。
妊娠後期になると胎児も大きくなり、よりたくさんの血液を必要とします。
そのため母体の血液量が増え、さらに母体も体重が増えたりするので、各器官に大きく負担をかけるようになってくるからです。
妊娠中毒症は、最高140mmHg以上、最低90mmHg以上の高血圧、尿中のたんぱく質が++と表示されるようになった時、そして朝から手足がむくんで、急に体重の増加がみられた時などに診断されます。
妊娠初期から血圧が高めだったり、体重が増えすぎている人は要注意です。
妊娠中毒症になると、臍帯(へそのお)を通じて胎児に送られる酸素や栄養がうまく届かなくなります。
この状態が続くと、胎児の発育が悪くなり、やせてきます。
そのため胎児が死亡したり、または危険な状態になるため、胎児が未熟な状態でも帝王切開で出産することになります。
妊娠中毒症が悪化すると、胎盤の状態が悪くなり、常位胎盤早期剥離という最悪の事態を合併することもあります。
早期剥離が起こると、胎児死亡を起こしたり、大出血が続いて、母体も亡くなる場合もあります。
妊娠中毒症は日常生活で予防できる病気です。
母親自身のため、赤ちゃんのためにも努力しましょう。